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マエストロのデイリーコメント
本日の株式市場の全体的な動き
マエストロのコメント

 ■□ 本日の株式市場の全般的な動き □■

 【12月12日の東京株式市場】
 日経平均株価 +687円の50,836円。
 TOPIX +66.59の3,423.83ポイント
 スタンダード指数 +13.64の1,510.32
 グロース250 +4.85の657.92
 東証プライム騰落数、値上がり1,382銘柄、値下がり188銘柄、変わらず38銘柄。
 東証プライム売買代金、6兆4,264億円、売買高22億3,505万株。

 本日の東京株式市場は、日経平均株価は+687円の50,836円と上昇。
 主力株ではトヨタ自動車(7203)やソニーグループ(6758)が堅調に推移。
 加えて、指数寄与度の高いソフトバンクG(9984)、ファーストリテイリング(9983)も上昇し、日経平均の上げ幅をしっかりと押し上げました。
 また、TOPIXは+66.59の3,423.83と上昇し、史上最高値を更新。市場全体としても広く買いが入り、地合いの強さが確認される一日となりました。

 【昨晩の米NY株式市場】
 NYDOW +646ドルの48,704ドル
 NASDAQ総合指数 -60.30の23,593.85

 昨晩の米NY株式市場、NYDOWは続伸、ナスダック総合は反落。
 市場では『10日まで開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げが決まった。前日に続きリスク選好ムードが広がり、景気敏感株などが物色された。決算を発表したオラクル<ORCL>は急落し、ハイテク関連株の重荷となった』と指摘されていました。

 ■□ 目立った銘柄 □■

 【プライム市場の目立った上昇銘柄】
 ラクスル(4384):+300円の1,526円S高。TOB。
 KLab(3656):+38円の405円。中東マネーなど51億円資金調達。
 トーホー(8142):+370円の3,795円。3Q経常15%増益。
 東邦亜鉛(5707):+66円の766円。鉛・銀製錬大手。

 【スタンダード市場の目立った上昇銘柄】
 昭和パックス(3954):+500円の2,935円S高。クラフト紙袋首位。
 オーミケンシ(3111):+45円の284円。不動産を基盤に構造改革中。
 弘電社(1948):+700円の4,560円S高。設備工事業者。
 リバーエレテック(6666):+80円の533円S高。水晶発振器「KCRO-05」開発。

 【グロース市場の目立った上昇銘柄】
 アクアライン(6173):+49円の277円。リバウンド。
 かっこ(4166):+150円の883円連続S高。NTTデータとの業務提携発表。
 FUNDINNO(462A):+150円の915円S高。エクイティプラットフォーム事業。
 3Dマトリックス(7777):+53円の371円。5-10月期最終黒字転換。
 オンコリスバイオ(4588):+150円の1,061円S高。腫瘍溶解ウイルス条件緩和。
 Gオイスター(3224):+100円の797円連続S高。株主優待制度の新設を材料視。
 VALUENEX(4422):+80円の570円S高。1Q経常トントン回復着地。

 ■□ 日経平均株価の動向と予想 □■

 日経平均株価 +687円の50,836円。
 日経平均株価 中期基調は上向き、短期基調も上向きに。
 サイコロ ○○●○○○●○○●●○「8勝4敗」
 日足 小陽線
 【市場の声】
 『前日安からの自律反発を期待した買いが入ったほか、米市場の流れを受け景気敏感株の物色も支えとなった。個別では、トヨタ自動車(7203)が4.8%の大幅上昇。TOPIXは終値で史上最高値を更新した』

 【動向】
 本日の日経平均株価は+687円の50,836円と上昇しました。
 寄り付きの東京株式市場では、日経平均株価が+331円の50,480円と反発スタート。
 昨晩の米NY株式市場で、S&P500とNYダウが終値で史上最高値を更新した流れを受け、東京市場でも自律反発を期待した買いが先行しました。

 寄り付き後も相場はしっかりと推移。
 本日のメジャーSQは50,536.54円(試算)となりましたが、日経平均は終日この水準を上回って推移しました。
 一般的に、株価がSQ値を上回っている間は投資家心理が支えられやすいとされており、本日はその効果も意識される展開となりました。

 【テクニカル】
 本日の上昇により、日経平均株価は5日線、25日線をともに上回って推移しています。
 短期的なトレンドは明確に上向きへ転換した形です。
 50,500円台を回復し、その上で引けたことはテクニカル的にポジティブ。当面の上値目標は、51,000円台後半〜52,000円近辺が意識されます。

 一方、短期的な上昇が続いたことで過熱感も徐々に意識され始めており、上昇局面では利益確定売りが出やすい点には注意が必要です。
 下値は50,300円〜50,500円がサポートゾーン。この水準を維持できる限り、押し目買いが入りやすい流れが続くと見られます。

 【来週の注目点】
 来週も引き続き、米国株式市場の動向が日本株の方向性を左右する展開となりそうです。
 特に、米ハイテク株の上昇が継続するかどうかが重要なポイントです。
 為替市場では円安基調が続くかどうかに注目。円安が維持されれば輸出関連株の支援材料となりますが、円高に振れた場合は上値の重しとなる可能性があります。

 日経平均株価は50,000円台を明確に回復したことで地合いは改善していますが、急ピッチの上昇後だけに、来週は値動きが荒くなる場面も想定されます。
 総じて、強いトレンドを維持しつつも、短期的な調整には注意 というスタンスが妥当でしょう。